エクレルの皆さん、こんにちは。
師走も近づいてこようという時期ながら
コロナのこと、米大統領選の今後など
落ち着いて、心温かに
一年最後の月を迎えるには、
不安定な事象が尽きませんね。
時代や歴史の変遷は
川の流れのように例えられる
ことがありますが
VUCA時代と呼ぶに
ふさわしく、というべきか
激流、急流続きの2020年です。
以前、福井に仕事の関係から
ご縁があった時に
継体天皇の事績をはじめ
福井の歴史に少し触れさせて頂く
機会があったのですが
その中で、幕末の福井藩藩士
橋本左内のことを知る機会がありました。
左内の残した言葉に
「急流中底の柱 即ち是れ大丈夫の心」
というのがあるのですが、
幕末日本が時代の急流であったとして
2020年以降の日本も世界もまた、
どうやら急流から逃れ得ない状況で
あることを考えるとき、
いかなる激流の中でも動じない柱を
自分の心の深い底から屹立させることが
この時代の難局を生き抜く上で、
非常に大切なことになるのではと思います。
話は転じて、心の柱といえば
伊勢神宮には
心御柱(しんのみはしら)が
立てられていますが
こちらは神を迎えるための依り代
としてのはたらきを持っています。
そのはたらきは
時代、時代のいかなる急流の中でも
国家と人々の安寧と幸福のため、
神意と共にある不易の柱として
長い歴史を貫いて
人々の人生を支え、守り続けてこられたのでしょう。
抗いようのない急流の中
個人でその時代を生き抜くのは
到底容易ではないとした時、
まずもって、自分という
存在に連なる不易の柱を
自分の中に
深く静かに迎えることは
かけがえのない支えになってくれると思います。
そして、「とほかみ」と結びを起こし
そのはたらきのご加護を受けて
この苦難の時代の先を開くことができるとしたら
「とほかみえみため」という
たった八語の言霊で結ばれている
このエクレルというネットワークは
これからの世界を生きる人々にとって
どれほど貴重なものになるだろう、と
そんなことに想いを巡らせた今日でした。
あるいは
そこまで大仰に考えないとしても
「とほかみえみため」という、
人と神をつなぐ柱となる言霊が
エクレルの皆さんが
この時代を生きる上での
「急流中底の柱」となっていただけたらと
この叡智とご縁を頂いた
同時代人として、そんな風に感じる次第です。