今日も、「回って」いますか?

内容

皆さん、こんにちは。
浅子雄一郎です。

祓い、鎮魂をしたり
「とほかみえみため」を
唱えているなかで

・同じパターンの出来事があった

・何度も同じ感情(記憶)が出る

・またいつもの癖が出てしまった

祓いが上手くできていないのかな・・

と不安になったような経験は
ありませんか?

そんなときは、「地球の回転」を
思い起こしてみてくださいという
今回は、そんなお話です。

「地球の大きさに比べたら
私の悩みの何と小さいことか。」

ということではありません。

同じような状況に
戻ってしまったように見えても
同じことの繰り返しのように思えても

それは、私も地球と同じように
回転していて、一周回ってきたからなんだ。

と思ってみてほしいのです。

実際、私たちは文字通り
「回って」います。

地球の自転速度にして時速約1700km
公転速度、時速約10万8000kmという
猛スピードで、いつのときも。

ミクロに目を転じてみれば
DNAは螺旋を描き、細胞一つひとつの
原子核の周りには、電子が回っています。

また、目を閉じれば
やはり色々な考えや雑念が頭の中を
回っていることに気がつくでしょう。

このような「回転」の中で生きている
私たちにとって、ぐるっと一周回って
同じようなパターンや癖が出てくるのは
ごくごく自然なこと。

何も不安になる必要はないのですね。

しかし、この「回転」に
完全に飲まれてしまうのと
これを客観視できているのとでは
大きな違いを生むように思います。

たとえば、同じパターンがきたときに

「あ、同じやつがきた。
回転してる証ですな~」

などと客観的に見れますと

たとえ同じような出来事に見舞われた
としても、それに対する向き合い方や
対処の仕方は、変わってくるものです。

猛スピードで移動する地球も
同じ場所だけで回転することは
ありませんね。

そのようにして
意識が進化するときに描く軌道は

同じところでの回転ではなく
螺旋を描きながら上昇していく姿に
例えることができます。

そして、客観的な視点を持ちながら
コマのようにぐるぐると回転していくと
その回転の「中心軸」ができてきます。

私は以前、この軸がない
という喪失感からか
何者かにならなければならない
という焦燥感からか

宇宙の仕組みなどを探求する中で
人生を生きるうえでの「軸を持とう」
としていたことがありました。

しかしそれは
同じ想いを持ち続けようとすることや
考え方が固定化することにつながり
とても生き苦しかったことを覚えています。

軸を持ってみたものの
肝心な、生きる活力が出てこない
といいますか・・

回転しているコマの軸を抑えてしまうと
全体の回転が鈍ってしまいますが
そんな状況に近かったかもしれません。

この経験からも言えることですが
人も地球も本質的に
回転を止めることによってではなく
回転しながら変化してゆくものであり

軸は持つものではなく
(回転によって)立ち上がってくるもの
できてくるものなのですね。

祓い、鎮魂、「とほかみえみため」を
実践してからその実感が深まったのは

これらが回転(意識進化の軌道)を
促すからではないかと感じています。

実際、口伝により伝承されてきた
神を迎えるための白川の行においても
祓詞によって、回転や旋回運動が
起こります。

祓いや鎮魂をしたり
「とほかみえみため」を唱えている方から

「軸がしっかりしてきた」
「柱が立った感じがする」

といった体験をよく耳にしますが

これも、祓い、鎮魂、とほかみえみため
がもたらす、根源的な回転によるもので
あると感じるのです。

「とほかみえみため」を唱えることで
立ち上がってくる中心軸は

遠津御祖神、そして宇宙の根源神へと
真っ直ぐにつながっていることでしょう。

どんなことがあっても
出来事やそれに付随する感情に飲まれず

「とほかみえみため」

を唱えることで
それらを上昇の回転へと転じる
きっかけにしたり

回転の中心軸と神を意識するような
きっかけにしていきたいものですね^^

ABOUT US

neten株式会社/ラボラトリオ株式会社研究員
早稲田大学教育学部卒。
ヴィパッサナー瞑想からマントラを使った瞑想など様々な瞑想法を経て、白川学館の門を叩く。
言霊の叡智を装置化したロゴストロンの信号で、それまでの瞑想の体感が一変。この体験に衝撃を受け、800年間宮中祭祀を司ってきた白川伯王家伝承の「おみち」を生涯実践することを心に決める。
祓い、鎮魂、言霊を実践しながら、自らが世界の人々と「おみち」との結び手となるべく、日々奮闘中。

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