【エクレル講師座談会 vol.2 】年末年始の過ごし方(後編)

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エクレルにてコラムを執筆している講師陣による
座談会形式の記事をお届けします。

今回は、「年末年始の過ごし方」の後編となります。

まだ、前編をご覧になっていない方はコチラからご覧ください。

大島:前回は年内のリセットと言いますか、そういう話でしたけれど、新年明けてから、何か心がけた方が良いことってありますかね、阿蘇さん。

阿蘇:そうですね。
またやはり時空間を整えるって話にも関係しますが、空間を整えるというのは目に見えるので、掃除でも分かりやすいですよね。
そして、新年ってことになると、結局は暦とか時間っていうことに関わってきますが、やはり白川でも、時とか時間の神様っていうのがいて、それを祀っているところもあるんです。

やっぱり、時間っていうのも一つ神なんだっていうことですね。
いつが正月だとかは、結局人間が決めたことではあると思うんですよ。
暦と言っても、いろんな暦がありますので。

大島:そうですね。

阿蘇:その決めた暦の起点としての、このスタートラインというところで、それを大切にするということもありますよね。
本当に掃除をするとゼロリセットっていう、空間もゼロリセットにし、時間もゼロリセットするっていうところの起点として、やっぱりその時間を意識する、非常に大事なタイミングなんじゃないかなと思います。

大島:我々よく、一日一生じゃないですけど、朝生まれて夜死ぬみたいな認識で生きる。
もっと言うと毎瞬生まれて死ぬみたいな意識でいると、本当にリセットしやすいってのはありますけど。
なかなか日々、日常生きていると、皆さん難しいと思いますので、やはり正月という一つの区切りで、何か新たにリセットして、新たな創造を起こすみたいな心構え、意志っていうのは、確かに大切だと思います。

石原さんは、何か年始と言いますか、新しい年を迎えて皆さまにお勧めすることとか心構えとか、何かありますか?

石原:そうですね。
可能であればね、ぜひ年末までに『みえます』に入っていただいて、イージーロゴスで年始の思いを発信するといいかなと。

大島:確かに。

石原:あれ、一番の書初めになるんじゃないかなと思いますね。
テクノロジー時代の、一番楽で楽しくて、願いが叶う書初めという感じがします。

大島:若干PR的になりましたけれども、例えば書初めって言うぐらいだから、その年、自分がこうありたいと、あろうという意志を書き出すのも一つ良い方法ですよね。

石原:そうですね。

大島:墨をわざわざすってやらなくても、筆ペンとか何でもいいので、今年こう生きようという、こうあろうという思いを書いてみるというのは、やはり一つの節目にやるのがいいかなと思いますよね。

石原:そうですね。
結局、さっきの年の神様をお迎えするっていうこと。
しかも、清浄な空間に、きれいな空間に、というお話がありましたけど、そのきれいな空間に年の神様をお迎えして、年の神様に意志を乗せるということですね。
自分自身のそういう意志を乗せるっていうことで、もしそういうものが、イージーロゴスを使っていただくのが一番いいなと思うんですけども、そうじゃないとしたら祓い清めていただくということですね。

きれいにして、ここに神様が来たんだっていうふうに決めて、そこでご自身で書いたりした、自分の意志っていうものを乗せておくとかですね。
で、1年間の思いを新たにするっていうのが大事かなというふうに思いますね。

大島:清浄な空間に神を迎えるっていうことで言うと、我々の内面もそういうことですよね。
我々は基本的に神を迎える、神と一如になるっていう表現をしますけれど、その前にはやはり内面に清浄な空間を作っておかなきゃならないということで、日々『とほかみえみため』というのを唱えさせていただいているわけですけれど。

お正月に親戚集まって、飲んだり騒いだり交流を深めるのもまたいいんですけれど、例えば、朝であるとか夜とか、1人で落ち着ける時間に、改めて『とほかみえみため』をただ唱える時間を取っていただいて、神様を迎えるという意識で自分の家を清浄にしてみる。

『とほかみえみため』ですから、遠津御祖神、あるいは天津神、国津神、いろいろありますけれど、そういう神様の迎える器を、しっかりときれいに保って迎えるということを、改めて時間を取ってやってみるのもいいかなと思うんですよね。

石原:そうですね。
あと、今年に入ってね、やはり皆さん『とほかみえみため』を知ることができて。
今、遠津御祖神ってお話がありましたけど、お餅食べる時も、遠津御祖神と一緒に召し上がるというような思いを持つ。
今まで体験できなかった世界になると思いますので、ぜひその辺も取り組んでいただければ良いかなと思います。
ただ、遠津御祖神と一緒に食べて、お餅を食べ過ぎないように。

大島:その辺りは、阿蘇さんがよく実践されていますよね。

阿蘇:そうですね。
やっぱり本当に、普段もね、共食ということで、ご先祖様と食べるっていう意識がありますけど、やっぱり今お餅の話が出ましたけど、お餅っていうのも、百の道と書いて「もち」という言い方が言霊学的にあって。
やっぱり百神というか、本当に根源的な百の神様にお供えしたりするっていうので、白川の方では「神を食らう」というような教えもあるんです。

正月のタイミングは、神とすごく接しやすい時期だと感じますよね。
正月っていろんな工場なども停止しているので、空気も澄んでいますよね。

大島:そうですよね。

阿蘇:そういった清々しい中で神を迎え入れることは、すごく大事なことだと思いますね。

大島:そうですね。
日本の文化の素晴らしいとこの一つで、おせち料理っていうのがね。
全部1個1個、実は意味があったりするんですよね。
そのあたりもなんかググったりして、これはこういう意味なんだっていうのを改めて認識しながら、それをご先祖様といただくということをしていただくと良いかと思います。
また、そういうおせち料理を今まで伝えていただいた、ご先祖様の思い、意志っていうものを一緒にいただくと言いますか、そんな感じでまた流れが良くなるかなと思うんですよね。

阿蘇:面白いですね。
やっぱりおせち料理とか鏡餅とか、そういった文化や生活習慣の中にちゃんと大切なものを入れ込んでいるということですよね。

大島:そうですね。

阿蘇:おとぎ話とか言葉とかもそうですけど、重要なことは、やっぱり表立って言わないけれど、それらにちゃんと隠しとくというかですね。
古事記の百神とかもそういうところなんですけれどもね。

大島:はい。ありますよね。
何はともあれ、今年はコロナ等いろいろありまして、やはり大変だった方々もいらっしゃるかと思います。
その辺りは今年いっぱいでしっかりとリセットしていただいて、来年皆さんにとって本当に素晴らしい1年になればと、我々も願っておりますので、今後とも、皆さんよろしくお願いいたします。

石原:お願いいたします。

阿蘇:よろしくお願いします。


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5 件のコメント

  • 今まで結構文化を蔑ろにしていたところがあり、おせち料理を夫の実家で食べるぐらいしかありませんでした。
    でもこの年末年始は夫の実家からコロナで集まるのをやめようという話が出ているみたいで、おせち料理を食べる機会を失いそうなので、買ってみようかなと思います(作るんじゃないかい笑)。

    神を迎える器であることを意識することを改めて意識したいなと思いました。

  • 初心者でも出来る、神との共食について簡単にでも解説頂ければと思います。

  • ここ数年毎年母と一緒に、おせち料理を作って家族で食べていましたが、先日母が入退院をしたので、今年はどうしようかなと思っていましたが、この座談会を読んで、娘と一緒に作ると決めました。
    おせち料理も実家に持って行こう。と思いました。遠津御祖神と一緒におせち料理やお餅を食するなんて素敵なお話をありがとうございました
    今からとっても楽しみです✨

  •  Easy LOGOSでの書初めか。
     
     墨をつけて、筆で書初めしたり、あるいは年始に「書初めノート」というのを書いたり、いろいろ試しましたが、来年はEasy LOGOSでやってみます。

     一年を通しての自分のあり方となれば、「真面目・等身大・親切」か、「真実に基づき、正直かつ率直に、瞬間を生きる」でしょうか。

     いつでも立ち戻れる自分の軸を、一年の最初に設定するイメージですね。

  •  共食については、阿蘇さんが「みえます」と「エクレル」で触れられていたので、私も時々やるようにしています。

     10回ぐらいはやったかな。

     参考までに私のやり方を書いておきます。(適宜、アレンジしてください)

     食事をする際、自分の対面に、コップを用意します。中身は水でも何でもいいです。(最後に、「ご先祖様のをいただきます」と言って、私は中身を飲むようにしていますが、これもご自由になさってください)

     自分の前には、自分の御膳あるいは飲み物を用意します。

     食前に、心の中でこんなことを唱えます。

     「ここに与えられた食べ物を、私は祝福します。

      また、この食べ物を喜びと感謝をもっていただきます。

      ご先祖様、今、私の前にいらしていただいて、しばしの間、食事を共にしてください。とほかみえみため(3回)」

     それから、目の前にご先祖様の集合体がいるかの如く、食事をしながら、ふつうに会話をします。

     周りに人がいない時には声を出しますが、周りに人がいるなら、会話は心の中でします。

     「これ、正しいやり方なのかな」と悩まれる方は、ご自身をご先祖様のポジションに置いてみてください。
      
     子孫がご先祖様と語らいたいと意志を発しているのに、細かい作法とかやり方にこだわりますか?

     準備が整ったら、ふつうに会話をしますよね?

     もちろん、ご先祖様でも、数代前は全くわからないので、基本は敬語で話します。普段、私自身は敬語なので、私にとっては苦ではない。

     
     会話の内容ですが、私の場合は、もっぱらご先祖様や様々な御縁への感謝ですね。

     あとは予祝をすることもあります。

     ご先祖様との共食をすると、普段以上にゆっくり食事をすることになります。

     頻繁にやる必要はないですが、一度、やってみることをオススメします。