皆さん、こんにちは。
浅子雄一郎です。
「お天道様が見ている」
今では、ほとんど
使われなくなった言葉です。
日本に昔からあるこの言葉からは
現実を創造していくための
大切なヒントを学ぶことができます。
お天道様という自分以外の視点を
もつことで、自らを律することが
できるところでしょうか。
もちろん、そういった面も
あると思います。
お天道様、つまり太陽は
私たちのいる遥か頭上から
光を届けてくれるわけですが
ここで、太陽のような
いわゆる「高い視点」を持ったときに
何が起こるか。
「創造のヒント」を探りながら
次の例で、具体的に見てみましょう。
たとえば、職場の上司からキツイ言い方で
注意されたという場面。
「あんな言い方しなくてもいいのに!
腹が立つなぁ~」
と、感情的になったとします。
このとき、感情的になった状態から
視点を一つ上げてみると・・
「上司は私のことや会社のことを心配して
言ってくれたんだろう。」
と、俯瞰した見方によって
感情にも「落ち着き」という変化が
出てきます。
さらに視点を上げていくと
「キツイ言い方だったけど、私にも
ついこのように言ってしまうことが
あるかもしれない。」
「言葉一つで人を傷つけることがある。
言葉の使い方には気をつけよう。」
と、実際の行動にまで変化が
及ぶような考えが出てきます。
このように、「私」の視点に
とどまっていたときは
「腹が立つ」という状態のままでしたが
視点を上げていくことで
「私にも同じところがあるかもしれない」
「言葉の使い方には気をつけよう」
という形で、途中から「私」に
「変化(意志の発信)」が
起こっていることがわかります。
ここが、現実を創造していく上でも
大切なポイント。
つまり、「私」という
限られた視点や範囲だけよりも
「私」から視点を高くしたり
固定された範囲を出たほうが
現実に変化を起こしやすいということです。
現代語において
「神」と「上(カミ)」は同じ音。
遠津御祖神、宇宙の根源神
言葉の神の意を含んだ
「とほかみえみため」を唱えることは
ふだん「私」に留まりがちな視点を
ぐっと引き上げてくれます。
「私」一人の力で頑張るのではなく
「とほかみえみため」でご先祖や
遠津御祖神とつながることで
このネットワークによるご加勢を
いただきながら、日々を感謝とともに
生きていこう。
そんな意志で現実を創造していくのも
同じことです。
「神(上)」として生きるとき
それによる「変化(意志の発信)」を
私たちはしばしば奇跡的な出来事として
体験するのですね。
「お天道様が見ている」の代わりに
「ご先祖様が見ている」でもよいと思います。
何か気持ちがふさがるようなことが
あったり、どん詰まりになってしまったら
そこから一つだけ、「上」に行ってみる。
ぜひ、そんなことを試してみてください。
少なくとも、その対象から
距離を取ることができると分かるだけで
気持ちはちょっと楽になるものです。
視点を変えることが難しかったら
「とほかみえみため」の一言で、大丈夫。
実際、「とほかみえみため」を
唱えるようになってから
出来事や感情を俯瞰して見られるように
なってきたという方も沢山いらっしゃいます。
この強力な言葉を唱えながら
視点が自然と上がっていくことによる
変化を、共に楽しんでいきましょう^^