皆さま こんにちは、
石原政樹です。
先日、祝殿でお祓いをあげているとき
のことです。
自分と周囲が祓い清められていく中、
御国体机(おこくたいづくえ)が
意識の中で浮上してきました。
(明治の幕末から明治にかけての動乱期に、白川の学頭、高浜清七郎先生が命がけで持ち出したとされる御国体机です。)
その時感じたのは、御国体机の国津神としてのはたらき。
そして祝殿に収まっている「天沼矛」。
これは別天津神、宇摩志阿斯訶備比古遅神の働きであると言われています。
そして私自身の遠津御祖神。
つまり、
遠津御祖神
国体机が象徴する国津神
天沼矛が象徴する天津神
三神と自分がビシッと一つの軸に
まとまった体感を覚えました。
その爽快なこと!
「とほかみえみため」は
とおつみおやのかみ=ご先祖の皆さま
どうぞご笑覧あれ。
という、ご先祖を祓い清めつながっていくという
意味合いですが、さらに深い意味もあります。
「はふりめく」の中で、七沢賢治先生は、
下記のようにおっしゃっています。
【 天之御中主神から
「とほかみえみため」になってくる、
最初の別天津神の五神、
そして宇宙を生まれた
伊邪那岐、伊邪那美の神。
そして、伊邪那岐、伊邪那美が最後に生んだ、
天照大御神、月読命、須佐之男命が、
それが、「とほかみ」であり、
その「とほかみ」から国津神、
そして、その五行の自然が生まれてきて、
そして、人というもののDNAの中に
入っている進化の過程の、
スイッチがみんな用意されているんだと。】
ご紹介した七沢先生のお話は、
かなり高度な内容ですが、
つまり進化のスイッチは
「とほかみえみため」によって、
自分を器とし、遠津御親神、五行の自然、国津神、
天津神をきちんと迎えること。
それにより宇宙根源の源につながることにあるということです。
ですから「とほかみえみため」は遠津御祖神
とつながるだけではなく、
最終的には遠津御祖神を構成している国津神、
つまり日本の国体を作っているはたらき、
さらには宇宙の運行をつかさどっている
天津神のはたらき、
これらすべてとつながってくるという
意味合いもあるのです。
「とほかみえみため」を白川の祓いの冒頭で唱え、
禊祓・大祓・ひふみ祓を唱えた後に、再度唱える。
これは「とほかみえみため」が基本でありながら、
極意でもあることを表しています。
私たちが、この「とほかみえみため」の
深い部分を実感できるかは、
「とほかみえみため」が自然と口
をついて出てくるまで、淡々と
繰り返し唱えることにかかっています。
さあ、ご一緒に 🎵