皆さん、こんにちは。
浅子雄一郎です。
『シン・エヴァンゲリオン劇場版』が
今、絶賛上映中ですね。
皆さんは、もうご覧になりましたか?
(私は2回ほど観てきました。
3回目も行きそうな予感・・^^;)
この映画が封切られた先月、
「プロフェッショナル 仕事の流儀」
というNHKの番組で、
映画が完成されるまでの4年間と
このエヴァンゲリオンの企画、原作
脚本から総監督までを務められている
庵野秀明監督を追ったドキュメンタリーが
放送されていました。
謎のヴェールに包まれた
庵野監督の姿を視聴者に届けようと
たびたびカメラが向けられるのですが、
当の監督は、撮影の途中で何度も
「私を撮ってもしょうがない」
と仰っていたのが、印象的でした。
「自分の命より、作品。」
作品にすべてを込めていた最中に
発せられたこの言葉と
シン・エヴァンゲリオンに触れてから、
日々の「祓い」がまた、
とても味わい深いものになっています。
「自分より、言霊。」
祓い清めるといいますと、
「私」が頑張って何かを祓うという
観念に入ってしまいがちですが、
お祓いでは、その「私」を祓います。
すると必然的に、そこには
「言葉(言霊)」だけが残りますが、
そのとき、
皆さんはどういったことを
「発見」するでしょうか。
たとえばそれは、
言葉や芸術、あるいは人など、
そこに何かを込めようとするよりも前に
すでに宿っている何か、かもしれません。
「私」がいるときには見えなかった何かを
三種の神器である「鏡」に象徴される言霊が
ありありと映し出す何か、かもしれません。
目を閉じることによって
「私」を失くそうとするのではなく、
宇宙であり世界の真の姿を映し出す
言葉(言霊)という鏡で、
しっかりと客観視をともなって
「私心不在」が直視されるとき、
無であり、
すべてが在る「空(くう)」を
発見します。
それによって私たちは、
「公」のおはたらきである国津神を迎え、
「私」という囲い(限界)に
覆われていたときには見えなかった、
あるいは使うことのできなかった
力でありエネルギーを
生きとし生ける存在のために
使うことができるのです。
『シン・エヴァンゲリオン劇場版』は
祓い、鎮魂、言霊の学びに通じる
ヒントが満載の作品だと思います。
まだご覧になっていない方はぜひ^^
先ほどご紹介しました
庵野秀明監督の姿を追った
「プロフェッショナル」ですが、
見逃した!という方も、
今度の5月1日(土)NHK総合で
午後11:50〜午前1:05に
アンコール放送の予定とのこと。
このドキュメントも、
エヴァンゲリオンの映画も
祓い、鎮魂、言霊の学びをしていますと、
とても深いところから楽しませていただく
ことができますね。
見るもの、感じるもの
そのすべてが学びになることが、
祓い、鎮魂、言霊の学びを
日々させていただいている中で、
有り難く、また幸せだなと感じる
ひとつの瞬間です。
皆さんにとっての
祓い、鎮魂、言霊は、いかがでしょうか。
まもなくやってくる5月の連休は、
そんなことも深めるチャンスですね。
この記事をお読みいただいている
皆さんの毎日が、益々素晴らしい
日々となりますことを予祝して。