【エクレル講師座談会 vol.6】「とほかみえみため」の疑問にお答えします(後編)

その他

前回から大島さん、石原さん、阿蘇さんの3名で、
「とほかみえみため」に関する質問にお答えいただきました。

まだ、前編をご覧になっていない方はコチラからご覧ください。

それでは、後編の記事もお楽しみください。

大島:講師3人で「とほかみえみため」に関するご質問にお答えしています。
前回のご質問に続きからになります。

「とほかみえみため」を奏上する、祓いをし続けていくと、今は自覚できていない自分やご先祖さまの存念も浮上してくるのでしょうか?自覚できてないというとピンとこないのですが、祓いは地層を掘っていくようなイメージの営みなのかなと考えております。

大島:というご質問なのですが、石原さん、いかがですか。

石原:そうですね。
ある意味、「地層」ということを自覚できたというのは、素晴らしい収穫だなっていう感じがします。
まず層を自覚できるっていうのが一つあって、それで、層を自覚できたときに、お二人がおっしゃったように、掘るに従って出てくる穢れを清めていくことができますよね。
地道に祓い清める一方で、遠津御祖神とつながることで一気に飛び越えちゃう世界があります。
その両方を実感できるのが「とほかみえみため」の素晴らしさだと思います。

大島:地層の中に本当に、本当は究極に知的なものがあるはずです。
石原さんがおっしゃたような本質的な部分と、また人類が長い間、本当に培ってきた貴重な叡智もあるわけですよ。
だから、そういうものが自分の中にもしっかりと埋もれているんだと。
今は地層に埋もれてしまっているけれど、そのような叡智をしっかりと発見してく旅でもあると思うと、結構楽しいですよね。

石原:そうですね。
今の科学も時間とは何か?が解決し切れていないテーマになっていますが、とほかみえみためを唱えることで、過去→現在→未来という直線的な時間の流れを超え「中今」という過去・現在・未来が同時にある世界を実感することができます。
それは過去のトラウマ、現在の悩みが解決した未来に瞬時にワープできる世界です。

大島:そうですね。
その辺り、実感されている方もいらっしゃれば、何のことかさっぱり分からないっていう方もやはりいらっしゃるかもしれないですけれど。
「そういうのがあるんだ」ってどこか頭の片隅に入れておいていただけると、発見しやすいかなと思いますね。

阿蘇:地層という例えですと、階層っていう概念が思い浮かびますよね。
一つの階層を網羅すると、必ず違う層が現れてくるっていうことがあります。
また、こういったご先祖の存念っていうと、感情によって気付かされるっていう問題が多いとは思います。
気付いてない感情って、みえますの中に『感情マスタープログラム』がありますけれど、例えば恨んでいるとか、嫉妬するとか、普段は全然、自分では自覚していなくて、自分はそういう感情を抱かない人間だって思っていても、必ずやっぱり持っているんですよね。
なので、逆にそういう、ネガティブな感情って世の中で言われている感情を味方につけるというか、そこをしっかりと自分の中で認めていく。
すると、それがすごく力になって働いて、現実世界の中においても、全然違う結果となって返ってくると思うんですね。

大島:確かに、感情っていうのは本当に大事ですね。
ご先祖さまの経験の中から培ってきた、実は宝でもあって。
例えば敵が襲ってきたとして、ここで自分がぼーっとしていたら、家族全員、あるいは一族全員が皆殺しにされちゃうわけですよ。
そういうところで、やっぱり「この野郎」って怒りを出して、反撃するわけじゃないですか。
そういう場合に、怒りっていうのは本当に、大切な感情なわけですよね。
だから、そこにいい、悪いっていうレッテルを貼るのではなくて、今まで必要だったからそういう感情が引き継がれてきているので、そういうものの付着した自分の固定観念であるとか、そういう付着していたものを外すと、純粋な怒りという感情が、必要に応じて現れるようになると。
ここぞっていうときでないのに始終怒ったりイライラしたりしているのは、ちょっと問題あるわけであって、感情自体は別に悪くはないんでね。

阿蘇:さっきの話でいうと、地層を掘っていって、単なるごみだと思っていたのが、実は感情っていう先祖のごみが溜まっていたからこそ、逆に宝になることもありますよね。

大島:そういう自分自身の内面とかですね、その辺りから発見できるものって本当多いですよね。
だから、「とほかみえみため」を唱えながら、本当に自分自身の内面であるとか、それに関連する外側の事象なんかもありますけれど、そういうものの変化をしっかり見ていていただいてですね。
自分の中の本質であるとか、自分の中に埋もれていた宝っていうのが浮き出してくる様子も、見るのがまた楽しいので。
いろんな発見があると思いますね。

石原:そうですね。
今の例では家族のために「この野郎」だったのが、「家族のため」が消えて「この野郎」だけの存念が残ることがいけないんですよね。
「とほかみえみため」は本来、祓いですので、「この野郎」というような感情の一つ一つをきれいにばらして、清めてみんなが幸せになる創造のエネルギーに変えていけるっていうことを知ってほしいですね。
最初の質問で阿蘇さんが言ったみたいに、ここにご縁がある人は、ご先祖から託されたっていうようなところもあると思うんです。
それはとても幸せなことだと思います。
その役割を担当できるっていうことはめったにないことなので、そういう自覚も必要だと感じますね。

大島:ありがとうございます。
それでは最後の質問に参ります。

「とほかみえみため」を唱えるときに、気分によって声色を変えてみたりしています。なんとなく体感が違うのですが、高い声と低い声でどう違うのかなどありましたら教えていただけますか。自分で見つけたものかもしれませんし、どうでもいいと言えばどうでもいいのですが、ふと思いついたので書いてみました。

大島:ということなんですが、阿蘇さん、いかがでしょう。

阿蘇:そうですね。
前にエクレルで講師の誰かが書いていると思いますが、奏上をするときになるべく感情的な声色というか、そういうのを付けずに淡々と唱えるっていうのが大事なところでして。
そういったところからも、やっぱりボーカロイドとかですね、そんな感じで感情を付けずに、抑揚を入れずに唱えるというのが大事なところだと思います。
そのようなことを少し意識していただきながら、唱えていけばいいのかなと思います。

大島:確かにそうですね。
だから、ボーカロイドのないときに自分で唱えていると、やはり、そのときの体調であるとか、気分であるとか、コンディションによって毎日、本当に声色、変わるんですよね。
そして、祓いの最初と中盤と後半とまた変わってきたりします。
あと、その声色が変わることによって今の自分自身のコンディションを知るっていう側面もあるわけなんですけれど、ボーカロイドっていうものを使って合わせていくと、それが本当に一定に、だんだん、だんだん近づいていくんですよね。
それでも完全に一定にはなってないので、そのズレを日々感じていただくと、だんだん、だんだん、いいところに落ち着いてくるというのがあります。
なので、あえて自分でコントロールするというよりも、そのときの素で出てくる音と、ボーカロイドがどうズレてるのかと、客観的に見てみるといいますか、何も意識でコントロールしようとしない、そのときに出てくるものを大切にするっていうのが大事かなとは思いますね。

石原:原則的なところで言うと、フラットな声で、声帯を、喉をリラックスさせることですね。
それは、陽の声と陰の声というのがあって、無理に低い声で、声帯を閉じて絞り出すような唱え方っていうのは伝統的に良くないと言われています。
要するに、そういう陰の、霊の世界につかまりやすいということですね。
一般でもちょっとそういう、朗々と唱えるような、自分の声に酔っちゃうようなところで演歌的に唱えると、そういう霊の世界とつながるって言われています。
一般の神社の宮司さんとか、お寺とかでも、どうしてもそういうことが起こりやすいんです。
なので、そこを、やっぱり爽やかな、リラックスした、淡々とした周波数で唱えるっていう。大事ですよね。

阿蘇:声色ってなると、それに注意がいくとなると、身体や感情の表現にとどまるわけで。
それに加えて、また高度なことになるかもしれないですけど、声じゃなくて言霊が発動するっていうかですね、意志エネルギーの発動を確認して唱えるのもいいかなというふうに思いますね。

石原:そうですね。
私たちがなぜ「とほかみえみため」を提唱するとかと言ったら、今のこの情報だらけの時代で、正しい情報をちゃんと選べるためということはあります。
それを古い言葉で言うと、審神者(さにわ)と言われる世界なんです。
審神者って、自分が唱えるのを先にするのではなくて、周りに耳を澄ませて、周囲と調和した音を出していくっていうのがポイントです。
ボーカロイドが良いのは、1人で奏上しても合わせる対象があるので、そのボーカロイドと調和しながら自分の声を出すことができるからです。
それにより我を消して周りの情報と調和しながら正しい情報をきちんと選択できるようになります。
これからの時代に欠かせない能力ですね。

大島:そうですね。
ですから、とほかみアカデミーを学んでいる方は、祓いの回にボーカロイドが付いていますし、まだ学ばれてない方はYou Tubeとかで、「とほかみえみため」を奏上している動画を我々が出していますので、そういうものと一緒に唱えていただくと良いかと思います。フラットな声で唱えるように工夫していただけると、日々、心の中で、あるいは声に出して唱えている「とほかみえみため」っていうものが、より働きが強くなっていきますので、ぜひそのような動画もご活用いただければと思っております。
ということで、今日はエクレル向けということだったんですが、かなり深い内容も含んでお話しさせていただきました。
今回はこの辺にいたしまして、また次回以降ですね、座談会でQ&Aも取り入れてやっていきたいと思います。
ということで、皆さんありがとうございました。

石原:ありがとうございました。

阿蘇:ありがとうございました。


お名前(名字)
 
 
メールアドレス

*すでに「とほかみ通信」を購読中の方はご登録不要です。
*メールマガジンは無料で登録でき、いつでも解除が可能です。