こんにちは、
「とほかみProject」プロジェクトチームの平井です。
エクレルにてコラムを執筆している講師陣の過去や、
netenグループとの出会いに迫る『インタビュー企画:内海さん』の後編です。
まだ、前編をご覧になっていない方はコチラからご覧ください。
後半となる今回は、研究所の独自性や、
一般的な神道との違いについてお伺いしています!
講師=内海さん
インタビュアー=平井
一般的な神道と白河伯家神道の違いとは?
内海:神道もさほど深く知っていたわけではないんですが、違いはすごく感じましたね。
平井:それはどういう部分ですか?
内海:実は昔、自分も古事記の講座などもしたことあるんですよ。
「古事記というものの神髄とは何か」という内容で。
宇宙創成の仕組みを語っているという、そこまでは分かっていたんですけど。
一番、感銘を受けたのは、やはり言霊や言霊学ですね。
それはまさしく「とほかみえみため」もそうなんですが、私が白川神道っていう名前だけ知っていた24、5歳くらいの時には、言霊学の本がありませんでした。
言霊学という単語も知らなかったし、そんな学問体系があるのも当然知らなくて。
それと、「日本語の1音1音にその神が宿る。その1音1音の音素が持っているエネルギーに全部、それぞれの信号、周波数を割り当てて、テクノロジー化している」ということを聞いて、最初は「何じゃそりゃ。」と思いました。(笑)
内海:一般的に言われる「ことだま」というのと違って、神話とか神名と言霊っていうものを全部対照づけて、さらに全部信号化してテクノロジーにしているなんて、聞いたことがなかったので。
「そんなことを本当にやっている会社があるって、どういうことだ!?」って、最初は驚きましたね。
平井:なるほど、そうですね。。
やはり「ここまでテクノロジーにしているのは、他とは違うと感じた」ということは、他の講師の方もおっしゃっていました。
内海:そうですね。
まず違いを感じたのはそこで、あともうひとつは、「概念」が整えられている、というところなんですよね。
例えば『古事記』自体は別に特別なものではなく、知っている人は知っている内容なわけじゃないですか。
本もいっぱい出ていますし、一般的な知識なので。
ただ、その古事記の神々が象徴する働きというものと、言霊の働きというものをリンクさせることができる。
つまり、その言葉の奥にある概念は共通しているので、それを神様の名前で表現するのか、例えば言霊「う」と表現するのかという。
それは裏返して言うと、言葉とか、神様の名前っていうものの奥にある「概念」を、明確に掴んでないと出来ないことですよね。
平井:なるほど。
内海:普通に読めば、『古事記』というのは人格神的な、キャラクター化できるような神様のお話だし、言霊っていうのも、ただ「言葉には力が宿るよ」と言うような話なんですけど。
そこに共通の仕組みを「概念化している」というところが、私が知る限り他にどこにもありませんでした。
それが、一般的な神道とか「ことだま」との圧倒的な違いで、本当に素晴らしいなと感じました。
それともうひとつは、神道とか古事記とか、言霊の奥にある概念を全部、最先端科学とできる限り余すとこなくつなげて、検証しているっていう。
これも、素晴らしいなって思ったとこですね。
内海:スピリチュアルな業界って、「量子的な観測者効果が」とか「意識が現実を創る」みたいな話は、ある意味、もう誰でもやっていると。
でも意識の構造をもっと細かく見ていった時に、意識の要素は言語であり、さらに1音1音の音であると。
さらに、その1音1音の言霊的な仕組みによって宇宙が創造されていくのであれば、宇宙創造の仕組みを探求している物理学ほかいろんな学問、科学と照らし合わせてみた時に、どれくらい整合性があるのか、理論体系、説明知になり得るのかっていうのを、ここまで緻密にやっているのって、本当にすごいなと感じたんです。
平井:たしかに他にないですよね。
世界でも唯一無二の教えがここに
内海:一言で言うと、古事記という「神話」と「言霊」と「科学」「テクノロジー」、この4つが全部循環して相互に連関しながら、活かし合いながら、またお互いを検証して高め合いながら、あらゆる商品とあらゆる取り組みを公のために生み出し続けているというのが、この研究所の独自性だと思っています。
それはまさしく、日本にもそうだし、世界的にも唯一無二なわけですよね。
そもそも古事記や言霊なんて、当然ながら日本にしかないわけですし、「それらが、宇宙創造の物理学的な仕組みとつながっている」と言っているのは、もう、本当にここにしかない。
世界の誰かが真似しようとしてもできないもので。
古事記という神話もないし、言霊の五十音っていう日本語ならではの言語感覚もないから。
文字通り世界で唯一の、オンリーワンの企業であり叡智だなと。
平井:ありがとうございます。
内海さんの説明にすごく納得しました。
素人が見ても、その違いというのはすごく大きいという感覚はあるんですけど、何がどうすごいのかっていうのをすごく言語化していただいて「あ、そういうことか」と、すごく腑に落ちました。
階層性、統合性、網羅性
内海:あと、また少し角度を変えて、白川神道と他の学びの違いっていうので言うと、階層性や統合性、網羅性というような言葉で括られるかと思います。
世の中に、大きなくくりでいう意識開発のいろんなコンテンツがある中で、私が感じる独自性で言うとですね、ここでの学びはそれぞれ階層性というものを持っていると。
例えば、感情なら「感情マスタープログラム」という「情」の階層も大事だし、体の階層は、例えばファスティングみたいな方法もあって、体の階層ももちろん大事だし。
さらに、独特ですが、『魂』の階層、『霊』の階層、『神』の階層とあるんですよね。
内海:この階層知というものに分けて、それぞれにしかもちゃんとした体系があって。
しかもそれが相互に繋がり合って、それで全体を織りなしているという。
この知的体系、学びの総合体系っていうのは、たぶんほかにないと感じています。
例えば、「瞑想だけをやっています」とか、感情の「アンガーマネジメントはやっています」とか、フィジカルに「リラックスヨガをやっています」とか。
それぞれ個別にはありますが、それら全部に対応できてしまう、全方位対応的なものが、統合性とか網羅性という特徴だと思うんです。
平井:それも他にはないですね。
内海:それだけの視野観というか、学びの体系としての器や、細かさ・緻密さっていうものを、総合的に持っているのはたぶんないですよね。
普通の神道ですと、お祓い、お祈りが基本でしょうから、もちろん感情プログラムみたいなものないし。
体をどうこうと言うものもないでしょうし。
白川神道というか、七沢賢治先生が体系化され、さらに原理的にプラスαして加えられたものがあると思うので、伝統的な白川神道というよりは、「七沢研究所の知的体系」と言った方が合っているのかなと思ったりもします。
平井:なるほど、なるほど。
ありがとうございます。
改めて違いがよく分かりました。
少し話は変わりますが、研究所に関わるようになって、今はエクレルの講師以外に、どのようなお仕事をされているんですか?
内海:他には構文を作ったりしています。
要はロゴストロンに関わる根幹の部分で、方法論としてはすべて「言葉をどう紡ぎ出すか」が、まさしくその中核になってくるので。
全部のロゴストロン製品も、結局、「どういう構文が入っているか」じゃないですか。
例えば「交通祈願の構文が入っている」とか、「身体を健康にするような構文が入っている」とか。
それを全部ロゴストロンの信号で出しているので、構文系の仕事っていうのをさせていただいています。
平井:ありがとうございます。
最後に内海さんから読者の皆さんに、メッセージをいただけますでしょうか。?
内海さんからのメッセージ
内海:そうですね。
1つはこの白川神道、鎮魂法も言霊学もそうなんですけど、こういったものがこれだけ総合的に体系化された状態で、誰にでも共有できる状態になっているということの意味を、改めて考えてみて頂きたいなと。
逆に言うと、それこそ言霊学自体も、七沢賢治先生が『言霊百神』関連の本を出版されなければ、誰も読めなくなっていたわけですよね。
内海:するとそもそもそういう叡智を得る機会もないし、白川の学びだって。
本来門外不出の宮中祭祀のものなので。
君(キミ)、臣(オミ)のもので、民(タミ)が知るものではないわけじゃないですか。
あくまで神の教えを君と臣が守り伝え、それをもって国を治めるっていうもので、ほんの限られた立場の人しか知らなかったものですよね。
だから一般の人が知り得ない叡智だったわけなんです。
そういうものが白川と鎮魂と言霊と。
祓い・鎮魂・言霊ってものが、三位一体となって、これだけアクセスしやすい総合的な知の体系として提供されている。
それに響いてこうやって興味を持って、参画してくださる方がいるというのは、今この2020年という時代だからこそできている話で。
以前は、やろうと思っても絶対できなかったと思います。
であれば、このタイミング、日本の歴史から見ても、世界の歴史から見ても。
もう少し風呂敷を広げれば、宇宙全体の歴史の中で、このタイミングで、この叡智が全部公になっているっていうことは、どういうことなのかというのを、1人1人が感じ取っていただけたら嬉しいなと思います。
平井:奇跡のようなことですよね。
内海:「みえます」も「エクレル」も、どんどん一般化して、YouTubeチャンネルの「とほかみ解」でも、白川神道のことなどを、大島さんが話してくださっているので、誰でも見られるようになりましたよね。
でも現代は、情報自体が大量生産、大量消費されている、情報洪水を起こしているような時代でもあるじゃないですか。
YouTubeでどんなに大切な話をしても、ただアップされたものとして見たら、無数の動画の中にまた動画が1個上がったっていうだけでしかなくて。
でも、そういうレベルの話じゃないですよねということなんです。
口はばったい言い方かもしれませんが「どれ程貴重な情報に出会えているのか」というこのご縁を、本当に掴んでいただきたいというか、大切に感じていただきたいなっていうのがありますね。
平井:確かに、今、情報は溢れかえっていますよね。
内海:いろんな情報が日々、オープンソースで共有できる時代ですからね。
でも、それでもって、ただ情報を知るだけでなく、自分や、自分の周りを良くしようっていう人のオンラインでのネットワークが生まれているというのは、これもやっぱりひと昔前ならあり得ないことで。
ということは、今この2020年に世界が大きなパラダイムシフトを起こしているとして、高く宇宙的視点というか神視点から見た時に、やっぱりこの時代を前に進めていく、この次の時代を引っ張っていく人や、その集まりというのが必要だと思うんです。
内海:それはおそらくどの時代でもそうだと思うんですよね。
近代の市民革命とか、日本の明治維新とか大きな時代の転換期に、「今まではこうだったけど、次、これからはこうだ」っていう、意識がいち早く転換して、その人たちのネットワークによって、実社会に影響を与えたのではないかと思っています。
それがいま必要な時代に入っているのではないでしょうか。
その時に、それが本当に「新しいパラダイムの軸になり得るのか」っていうのが試されていると思うんです。
そういう意味で、研究所が持っている統合的な叡智があり、かたや、ただ「とほかみえみため」の8文字唱えればいいだけですよ。
って、誰でもできることじゃないですか。(笑)
このような、いつでも誰でもできる具体的な方法論があって、しかもそれが、まさしく縄文以来の日本の最も深い叡智の結晶体であるなら、それにご縁があって、それによって社会をよりよく出来る可能性っていうものが垣間見えている人が、やっぱり行くべき道があるのだと思います。
ですからその仲間としてぜひ、手を取り合って進んで行けたら大変嬉しく思います。
平井:ありがとうございます。
内海:最後に、やっぱりコロナ以後、この時代の混沌の中では、もう誰しも不安とか恐れとか、予期せぬ出来事がふいに襲ってくる可能性にさらされていると思うんです。
であれば、その時代で生きる人に心のよすがは必要だと思うのですが、でもそれが信仰的なものとか、誰か1人のカリスマリーダーの元に付いてという時代ではもはやないと思うんですね。
そういうものじゃなくて、叡智は共有のものとしてあり、それを中核で伝える役割の人も確かにいるんだけれど、でも1人1人は自立して、誰かの言うことを聞くとかその影響下に置かれるということではなく、まさしく「和」の精神をもって、皆で融合して場を作り、場を高め、公に貢献しようという。
そういうことに、清明な心で、この神遊びの世界を楽しむためのツールと場があることは、単純に、すごく良いことだと思うんです。
ですから、今後ともどうぞよろしくお願いします、と言うことですね。
平井:本日はお忙しい中、ありがとうございました。
内海:こちらこそです。
どうもありがとうございました。
平井:もともと、神道のことも知っていたわけじゃないですか。
それで、七沢研究所に行って、「やっぱり一般的な神道とは違う」っていうのは感じられたんですか。