好評をいただいているエクレル講師陣による座談会の第3弾をお届けします。
今回は大島さん、石原さん、阿蘇さんの3名で、
「年末年始に目標設定は必要か?」をテーマにお話しいただきました。
石原:同じくって感じですね。
大島:目標設定って、まず自己否定から入る傾向があるじゃないですか。
今の自分が未熟であると。
「それをなんとかしたいぞ」っていうので、何かの節目にわーってやったりするんですけれど、意外と上手くいかないんですよね。
そういうのって。
石原:そうですね。
大島:阿蘇さん、どうですか。
阿蘇:そうですね。
「今年こそは!」と、力が入りすぎたものは大体、駄目になった記憶がありますね。
大島:駄目ですよね。
阿蘇:今思うと、その繰り返しでした。
大島:一方で、自分の長所や得意を伸ばすという方が、意外とね、結構僕の中では上手くいっているような感があります。
ただ、僕らのグループとしては、毎年、伊勢参りにも行かせていただいて、今年の振り返りというか、感謝ですよね。
感謝であるとか、「こういう業務してきました」っていうご報告であるとか。
あるいは「来年、このような公の事業、邁進します」であるとか、そういう宣言をさせていただいています。
それで、そういう心持ちで伊勢に行ったときに、何かインスピレーションが降りてきて、そこで来年の事業に対して大きな示唆が与えられたという経験もありますよね。
そういう意味で、伊勢などに行かせていただいたりします。
あれも一つの、目標設定ではないですけれど、何か節目の、宣言に近い感覚があります。
それと、目標設定ってある意味、自分自身に対する宣言だったりするじゃないですか。
ここでお祓いを上げさせていただいたり、鎮魂をやらせていただいたりするようになってから、個人的な目標設定って立てなくなっちゃったんですよね。
石原:そのお話しはよく分かります。
大島:石原さんも、そんな感じですかね。
石原:はい、そうですね。
大島:ただ、公に対する宣言っていうのは、節目、節目にというか、常に意志みたいのがあって、その意志が最初にあると、次から次へとテーマがどんどん現れてくるというか、そんな感じのほうが近いような気がします。
阿蘇さんはいかがでしょうか。
阿蘇:そうですね。
やっぱり、本当に目標設定というと、定義がまたいろいろあると思います。
日頃、我々は「こういうようなものを作る」と、言霊で発信しているということもありますよね。
大島:確かにそうですね。
今なら、リアルタイムオペレーティングと言えるでしょうか。
阿蘇:そうですね。
大島:我々の業務は、主に公の役に立つことということでやらせていただいています。
例えば、イベントをやる、あるいは原稿を書く。
いろんな面で、その前に、「あらかじめこういう結果を出した」ということを発信させていただいているんです。
どちらかというと、目標設定は毎瞬、毎瞬しているという感じですね。
石原:そうですね。
阿蘇:もう本当に過去形ですよね。
こうなったっていう宣言でもあり、予祝でもありっていうことで。
大島:そうですね。
それをリアルタイムでやっていると、結果的に大体その通りになっていきますね。
その通りか、それ以上かっていう感じになっていくので、「節目、節目でやるものなのか」っていうと、そうではないですよね。
石原:そうですね。
特に、我々は年末年始だと、まずリッツ・カールトンで大祓を行いますね。
それから、いわゆる伝統的な世界で「元朝祭」と言われる、白川の、3日間国やみんなのためにお祓いあげるというのがあって、年末年始っていうのは目標立てるというより、自分たちを真っ白にするために使っているようなところがあります。
でも、そのほうが結果として、自分のやりたいことと、周りが喜んでくれることのピタッと一致したことがパッパッパっと出てくるという、そんな感じありますよね。
大島:確かに。
全然、形は違いますけれど、伊勢といえば和菓子の赤福の社長さんが、年始ではなくて年末に感謝を告げに行くっていうのが習慣だったと。
先代の話ですけどね。そしたら、全てが上手く行ったといいます。
元々あの方は、おかげ横丁を作ったという経歴もあって、自分だけというよりは公の方ですので、公の事業をやりながら、「今年、こういう恩恵を得ることができました」とか、あるいは「無事に過ごすことができました、ありがとうございます」というご報告で行っているって話は有名ですけれど。
神社参りは、二種類あると思うんですよね。
やっぱり、新年一発目に行く人と、赤福さんのように今年の最後に行く人と。
年末の場合は、宣言というより、何か、感謝という、一つのリセットだと思うんですよね、先ほどの石原さんの話で言うと。
それで、感謝の中から、次なる展開っていうのが自然に現れてくる部分ってあるじゃないですか。
だから、そちらのほうが我々のやっていることに非常に近いような気もしますよね。
阿蘇:そうですね。
石原:次の展開に行くために、しっかり確認して、感謝していくっていうのが、一つ重要なことかもしれませんね。
大島:そうですね。
あとは、先ほど言ったリアルタイムと言いますか、自分のあり方は、その都度、その都度、その意志の発信でもあるわけじゃないですか。
「自分はこうある」という。
例えば、「公のために尽くします」っていう意志は、ここの人は全員持っていて、それだけがベースになって次から次へと色々、実際にやらなきゃならない仕事や業務があるわけですけれど。
そのリアルタイムで発信することによって、あえて目的、目標っていうものを細かく立てなくても、大きな目標っていいますかね、公への貢献っていう柱がどーんと立っていると、オートメーションに進んでいく部分が非常にあると思うんですよね。
それで現れたことに対して、どんどん、どんどんリアルタイムで意志を発していくと、最適化するという感じですよね。
我々の場合は。
石原:そうですね。
阿蘇:目標を設定するというと、ちょっと、それに囚われてしまうというかね、そういうニュアンスも出てきちゃうのかなと思って。
大島:確かにそうですね。
阿蘇:そうですね、ありがとうございます。次回は、もう少し踏み込んで話していきたいと思います。
大島:そうですね、ありがとうございます。
次回は、もう少し踏み込んで話していきたいと思います。
大島:皆さん、こんにちは。
大島英明です。
おかげさまで、この講師座談会シリーズが大好評ということで、今日も座談会シリーズの第3弾ということで、石原さんと阿蘇さんとお送りしていきたいと思います。
今日のお題は、「目標設定」ということになります。
これは、「年末年始に今年の振り返りや、目標設定をしたほうが良いのでしょうか?」というご質問が来たので、これについて話し合ってみようと思います。
僕も昔、学生時代の頃に経験がありますが、朝起きられない場合に、「正月を機に、今年は心を入れ替えて早く起きるぞ」とか、よく誓願したりするじゃないですか。
でも、それを達成した覚えがあんまりないんですよね。
三日坊主で終わってしまったり。
その辺、石原さんはいかがでしたか?