とほかみ「えみため」か「えひため」か?

その他


こんにちは。とほかみproject事務局です。
本日は、大野さんの有料メルマガで配信した
「とほかみえみため」についての記事を
特別にいただきましたので、ご紹介します。

1.とほかみ「えみため」か「えひため」か?
2.とほかみ「えみため」と「えひため」の真実
3.自然であることは本当にいいことか?

いつもより長い記事にはなりますが、
日々の学びに、お役立ていただければ幸いです。

==========

1.とほかみ「えみため」か「えひため」か?



結論から言うと白川神道では、
とほかみの後に「えみため」が来ます。

それが『ホツマツタエ』だと「えひため」
になるので、よくどちらが正しいのか、
ご質問をいただきます。

私としては、
白川で1,000年以上も「えみため」が続き、

戦後も「えみため」であったことから、
白川ではただそうなっている
とお答えしています。

宮中や白川以外には、
垂加神道も吉田神道も「えみため」を
採用しています。

それで範囲を広げて見てみますと、
「えひため」を採用しているのは、
『ホツマツタエ』のような古代文献であり、

ある時代から以降は「えみため」で
統一されているという印象です。

『ホツマツタエ』もそうでしたが、
『竹内文献』や『先代旧事本紀』のように、
偽書とされてしまった歴史があるので、

結局はそうした流れに乗って、
「えひため」も忘れ去られた感があります。

では、どちらがより効果的かと言いますと、

実のところ、
白川のアナログにおける実験祭祀学でも、
デジタル信号による発信でも、
「えみため」の方に軍配が上がっています。

かつての白川神道は、
様々な祝詞や祓詞を吟味し、

天皇のお役に立てられるよう、
最強の言葉を選定したそうです。

実際にはそれが、三種祓、一二三祓、
身禊祓、大祓という四つの祓詞なのですが、

その中身や読み方についても
徹底的な実証実験が行われたといいます。

言霊の力は母音が大半のため、
「み」も「ひ」も、
「い」を母音にすることから、
単音としての威力は同等の感じがします。

けれども、言霊学で見ると、
「み」は活杙神(いくぐいのかみ)で、
「ひ」は淤母陀琉神(おもだるのかみ)となり、

前者には「生きることの拠り代」、
後者には「表面が完成した心」

という意味があることから、
「み」の方に本来的な役割を
感じなくもありません。

一方、垂加神道の山崎闇斎は、
「えみため」を「えみ」と「ため」に分け、
それぞれに神名を割り当てています。

このように、解釈をしようとすれば
いくらでも出てくるところが
悩ましいところです。

けれども、記号論的な見方をしますと、
「えみため」でも「えひため」でも、

この8文字を発すれば先祖神につながると
決めておけば、同じことにはなるのです。

さらにはその「決める」という行為が、
意識の浅い部分ではなく、

ちょうど鎮魂後の清明な意識、
つまり「空(くう)」の世界から
発動できると、より効果的になるわけです。

こうしたケースは、大祓のように
他の祓詞にも見られるので、

いかなる表記であっても、自分の中で
それが神につながる言葉である
と決定できるかどうかが、
効果を左右するポイントとなりそうです。


2.とほかみ「えみため」と「えひため」の真実



とほかみネットワーク“エクレル”を
やっていますと、

今もたまに、
とほかみ「えみため」と「えひため」
の違いについて質問される方がいます。

よくあるパターンは、
「えひため」の方が古くからあったので、

そちらの方が、力があるのではないか、
というご質問というか、ご意見です。

これは、「ホツマツタエ」がそうだから、
という理由なのですが、

やはり古くて、元からあったものの方
が正しいという観念がありそうです。

モノによっては、
そのようなこともありえます。

けれども、「えひため」の場合は、
そうではありません。

ここで実情を明かしますと、
「えひため」を研究している第一人者の方が、
うちの研究所に来られたことがあります。

つまり、
その言葉で大きな成果を得るために、
言霊の真理を知りたいとのことでした。

また、白川神道が言霊によって
神とどのように関わるのかということも、
知りたいようでした。

要はそうしたクラスの方でも
知らないんですね。本当のことを。

それで、
以前もこちらのメルマガに、
「えひため」との違いについて記述しましたが、

前回は、
真面目に信じてやっている方もおられるので、
やんわりと違いを説明しました。

ただ、あまりこちらのお話に
お付き合いできる時間的余裕も
ありませんので、

本日は核心のところについて、
お話ししたいと思います。

結論から言いますと、
「えひため」とは言うなれば、
「えみため」の幼い形と表現することができます。

万葉集の「はひふへほ」という言葉が、
当時「ぱぴぷぺぽ」と発音されたように、

古い言葉の表現自体、
実際には曖昧なところがあります。

ですから、
発声上の細かな違いを論じても
あまり意味がありません。

なぜなら古代の表記と
現代の発音が違うのは当たり前だからです。

ところで、この二つの言葉を
実験祭祀学的に比較するとどうなるか
と言いますと、

前回の記事でお伝えしたように、
「えみため」の方が圧倒的な力を発揮します。

このことは、言霊学で言うところの、
天津菅麻音図と天津太祝詞音図の違い、
と見ることも可能です。

つまり、
五十音がただ存在するだけの天津菅麻音図と

五十音が文明創造の順序に従い、
整然と並べ変えられた天津太祝詞音図と

どちらに力があるのか、
という議論に似ています。

(ちなみに現在使われている「あいうえお」
の音図を天津金木音図と言います)

これは言霊学を学ばれている方であれば、
すぐにわかるお話です。

このことは、
胎蔵界曼荼羅と金剛界曼荼羅の違いに
当てはめることもできます。

つまり、生まれたばかりの宇宙を示す
胎蔵界曼荼羅と、

宇宙が完成された姿を表す金剛界曼荼羅と
どちらがどうか、というお話です。

まとめると、
系統的にはこのようなことになります。

「えひため」〜天津菅麻音図〜胎蔵界曼荼羅
「えみため」〜天津太祝詞音図〜金剛界曼荼羅

で、次に続きます。


3.自然であることは本当にいいことか?



何度も申し上げますように、
社会の歪みが顕著になってくると、

「古いものがいいという考え」
が蔓延してくるんですね。

これはちょうど、
自然のありのままがいい、

とか、田舎暮らしがいい、
といった考えに似ています。

もちろんそれを真っ向から
否定するものではありません。

ただ、大昔のように人口が少なく、
自然にあふれた環境の中で通用した言葉と、

現代のように人口が70億人を超え、
情報量が幾何級数的にあふれ、

全てがAIに変わろうしている時代の
それとでは、

どう考えても同じではありえない、
ということです。

「とほかみえみため」の方も
決して新しいものではないのですが、

金剛界の完成度に
象徴されるだけあり、

現代にも通用するもの
となっているわけです。

(金剛界曼荼羅の金剛とは、
ダイヤモンドのことです。)

今一つ言えることは、
古い言葉には倫理コードが入っていない、
ということでしょうか。

つまり、人々が皆、幸せに
仲良く暮らしていた時代は、

特に倫理観を問わなくても、
皆が“いい人”だったということが
いえます。

倫理を説く必要がない、
と言いますか。

ですから、「えひため」には、
「えみため」にあるような
「ご照覧あれ」の意が抜けているんですね。

言葉や言霊というものは、
時代が下れば下るほど
倫理で捉える必要が出てきます。

ところが、
古い時代の言葉のままでは、
倫理にまで高められないという
問題があるのです。

また情緒を表現する階層も
抜けています。
(この場合は先祖への感謝)

つまり、天津菅麻音図のように
階層性が存在しないということです。

ですから、
かつて神道をヨーロッパに
持っていった時に、

「ただの自然じゃないか」
と馬鹿にされたんですね。

「それならどこにでもあるよ」と。

本来それがいいとも言えるのですが、
世界で通用しなければ意味がありません。

ですから、
そこに倫理コードが加わると、

必然的にそれは「えみため」
という言葉に生まれ変わるのです。

この世界は、自然を征服して
覇権を握った西欧人によって運営されています。

よって、
これからは倫理観がテーマであり、

それがないと、ただの原始人として、
彼らに笑われるだけになってしまいます。

つまり、そこを超えないと
西洋に飲み込まれてしまう
というわけですね。

西洋の支配層の方々は、
キリストの空中再臨とか宇宙人とか、

自然に反したカードを
いくらでも出してきます。
==========

いかがだったでしょうか。
ご感想もお待ちしております。

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