こんにちは。大野靖志です。
この歌をご存知でしょうか?
「となふれば 仏もわれも なかりけり
南無阿弥陀仏 なむあみだぶつ」
これは一遍上人が
法灯国師との参禅問答の際、
詠まれたものです。
一遍上人は、のちに語録のなかで、
「我体を捨て南無阿弥陀仏と
独一なるを一心不乱といふなり。
されば念々の称名は念仏が念仏を申なり」
と述べています。
これを「とほかみ」に当てはめますと、
「となふれば 神もわれも なかりけり
とほかみえみため とほかみえみため」
と、こうなるでしょう。
この歌に唱え方の奥義が隠されています。(了)
PS. 私のコラムは4月末で一旦終了となります。
現在エクレルの新体制につき、
新たな仕組みを準備しておりますので、
事務局からのご案内を楽しみにしていて下さい。