こんにちは。
大野靖志です。
以前、「体・情・魂・霊・神」
という人間の五つの階層について
お話ししました。
この五階層はあらゆるものに
適用されます。
たとえば、「愛」ですが、
こちらも、
その対象が何であるかにより、
階層を分けることができます。
たとえば、「体」の階層の愛は、
「物質」や「自己」に執着しますし、
「情」の階層の愛は、
「恋愛対象」に執着します。
それが「魂」の階層になると、
「家族」や「親友」が対象となり、
「霊」の階層では、
「同志」や「倫理観」そのものが
対象となるわけです。
では、「神」の階層では、
何を愛の対象とするのでしょうか?
それが、
「宇宙的自我」であり、
「先祖の集合体」であるということです。
もうおわかりですね。
「とほかみえみため」が
どの階層に向けられたものであるか。
七沢先生も言われるように、
インドでは先祖に対する愛が
最高の愛だそうです。
ですから、
一言で「愛」と言っても、
そこには大きく五つの階層がある
ということなんですね。
ちなみに、
細菌は最上位の愛の力で
変容が可能ですが、
ウイルスは細胞を持たないため、
細菌とは全く性質が異なり、
宿主を破壊しないと存在できません。
ですから、どんなに愛の力を与えても、
変容させることができないんですね。
そのような場合は、
生まれ故郷(根の国)に戻ってもらう
というのが、この道の原則です。(了)