こんにちは。
大野靖志です。
前回、遺伝子の話をしましたが、
お伝えしたかったのは、
結局、外も内も自分だということです。
よく自分の内面を整えようとするが
うまくいかない、という方がおられます。
つまり、自分だけよくなりたいとか、
よくしたいという考えです。
自分本位の考え方といいましょうか。
それはそれで、
普通の生き方かもしれません。
ただ、「とほかみ」とつながる私たちは、
それではいけません。
正しい原理に基づいた行動を
すべきでしょう。
そこで見方を変えてみますと、
実は自分の外側の世界をよくすることで、
内側もそれに従うという仕組みがあります。
そう。
内側は外の結果なので、
外側をこそ変えるということです。
自分の外側を豊かにすると
内側も豊かになります。
外をおろそかにすると、
内もおろそかになります。
人間の内側というのは、
そう簡単に変わるものではありません。
だから、外を変えるのです。
お掃除や片付けもそうですし、
人間関係での気遣いも同様です。
なんの参照もなしに、
内側だけ変えるというのは、
案外至難の技なのです。
自分の外の世界に
何を提供できるのか、
何ができるのか、
考えてみましょう。
人に喜びを与えることができれば、
それは自分の喜びとなって返ってきます。
自分のことだけ、
自分の内面だけという時代は
終わりました。
なぜなら、外側にも自分の遺伝子が
広がっているからです。(了)