【エクレル講師座談会 vol.9】「とほかみプロジェクト」の目指す世界(前編)

その他

好評をいただいているエクレル講師陣による座談会の第9弾をお届けします。

今回は大島さん、石原さん、阿蘇さんの3名で、
この「とほかみプロジェクト」全体のビジョンや今後の方針について話し合っていただきました。

大島:皆さん、こんにちは。
毎回、大好評の講師座談会シリーズですが、今回も阿蘇さん、石原さんとともにお送りさせていただきます。
今回のテーマは、エクレルを含めまして、今、私たちがやっている「とほかみプロジェクト」全体の今後のビジョンや目指す世界について、話し合っていきたいと思います。
阿蘇さん、「とほかみプロジェクト」全体の、目標やビジョンというものを改めてお話しいただけますでしょうか。

阿蘇:我々の活動は「新しい文明を創造する」ために取り組んでいるということがあります。
そのために、当初より「とほかみプロジェクト」は人数で言えば14万4000人が必要だということがありました。
それは、この「とほかみえみため」をしっかりと使っていき、命の根源である、ご先祖さまから五行の神様、そして国津神、天津神とつながっていくということですね。
そういった人類が新しい文明を創るということで、「とほかみ文明」という言葉が今年からキーワードとして出始めました。
それが、これからの「とほかみプロジェクト」の一つの指針ということになります。

大島:文明っていうと、すごく大仰な話に聞こえる方もいらっしゃるかとは思うんですけれど、そもそも、われわれがお伝えしている叡智は、僕らの伝承でいうと本当に何万年規模の話なんです。
文化っていうと、どうしても、カルチャーっていう言葉に置き換えてしまいがちで、それですと本当に一過性のものっていう、すごく狭い範囲のものに感じてしまいます。
しかし、文明と言った場合は、やはり普遍的なものでもあるわけですよね。
滅びてしまっている文明もありますけれど、ただ、その遺産というものは残っていくわけです。
それを考えると、日本自体、そしてわれわれが伝えている和の叡智というのも、文明の域であることは間違いないわけですよね。
ただ、今のご時世からすると、まだ実践している人が少ないので、巻き込んでいる人数の問題だけかなとは思うんですけれど。
「日本の叡智は、文明に値するんだ」っていうことは、われわれだけの主張ではなくて、外国の学者さんの書籍などでも「日本というのは、ある一つの文明を持っている」と書かれていたと思います。
その辺りは石原さん、いかがでしょうか。

石原:民族の文明をたどるというのは、相互理解につながります。
逆に今はコロナでロックダウンされて、自国主義と言いますか、「とりあえず自分の国だけ良ければいいや」っていうふうになりつつありますよね。

しかし稲作はもう日本の伝統文化になっていますけど、稲作も元はインドで発祥して、大陸を渡って伝わる過程で、様々な人々が介在しているんですよね。
「お互い繋がっているのだ」と改めて認識できますよね。
あと文化は、先程大島さんがおっしゃったカルチャーという世界になると、楽しさを追いかけていくっていう側面があると思います。
なので、今みたいに世界的に閉塞しているときは、その閉塞感で苦しさを感じる人もいるのではないかと思います。
しかし例えば稲作一つとっても、ご先祖は飢饉とか凶作とかを全部乗り越えて、今みたいに毎日の食事に困らないという状況になっていますよね。
ここに来るまでのご先祖の苦難や努力に思いを馳せると、今の自分の苦しみが大したことなくなってきて、心も落ち着いてきます。
皆がルーツをを思い出すことが必要な時代ですね。

大島:やはり、ご先祖さまに対する尊敬であるとか、思いっていうものが、強い文明と言いますか、長く存続する文明になるのだと思います。
文化でもそうですけど、そういう傾向があると思います。
われわれが、これから作ろうとしている「とほかみ文明」というのは、まさにそのご先祖さまに対する思いというのがあって、そこでしっかり結びが起こると、更にさかのぼって神、国津神、天津神という世界に入っていくということなんです。
まさに、今まで築いた文明の、より根幹の部分をしっかりと持っている文明になっていくと思っています。
それによって、今まで世界が忘れてしまっているものを取り戻し、それを花開かせると言いますか、単なる過去への回帰ではなくて、大きな大輪を咲かせるっていうのが、われわれの一つのビジョン、目標だと考えています。
その中で、より具体的に、例えば「エクレル」「みえます」「とほかみプロジェクト」で取り組んでいくこととしましては、どんなものが考えられますかね。

石原:一つのテーマとして「食」の認識に対する見直しがあります。
今、コロナをはじめとした様々な問題で、ひょっとしたら食糧危機が来るかもしれないという考えもあります。
やはりリアルの部分で助け合うのも、すごく大事ということもありますよね。
一つの例ですが、お米を融通し合うことがあってもいいじゃないですか。そしてお互いの文化を改めて見直して、よりお米をよりいい形にする工夫をしていくとかですね。
われわれは稲作の言霊発信もできます。
有機炭素とかね、さまざま新しく取り入れているものがありますから、みんなで一緒に実験して、よりいい食生活を作っていくということが、一つあるかなと思いますよね。

大島:ありがとうございます。
今回はここまでとして、また次回ももう少しこのテーマで話し合って行こうと思います。


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